#リプ来たキャラごとに今思いついた書く予定なんてひとつもない小説の一部分を書く
ありよしさん(@ta_halocline55)家の自宅主くん、時任智紘くんをお借りしています。
リクエストは勿論ありよしさん。ありがとうございました!
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日本から最も近い欧州と言っても、10時間近くのフライトは流石に堪える。
軽く首を回しながら、智紘はふぅ、と溜息を吐いた。
どうやら少し疲れているらしい。昔はもう少し体力があったのにとも思うが、そろそろ不惑の年を迎えるのだから当然と言えば当然だ。。
かといってこのまま衰えるのも面白くはない。何か運動でも始めた方がいいだろうか。
そんなことを考えながら向かったロビーで、思いもかけない姿を見つけ、智紘は軽く目を見開いた。
「陽介?」
「お、おかえり、智紘」
名を呼べば彼はすぐこちらに気付き、笑って智紘を迎えた。わざわざ迎えに来てくれたらしい。
歳をとっても変わらないその温かな笑みと心遣いに、ふっと疲れていた体が軽くなったような気がした。
「うん、ただいま」
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