#リプ来たキャラごとに今思いついた書く予定なんてひとつもない小説の一部分を書く
リクエストはありよしさんより。ありがとうございました!
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その刀剣男子は、一見すると短刀のような容姿をしていた。
陽光に輝く銀糸の髪に、橄欖石のような美しい眼の色。多分に幼さを残したその面差しは、愛らしささえ感じられる。
端的に言えば非常に可愛らしい。素直な感想としてそれを伝えると、彼はその大きな目を、猫のように細めて嬉しそうに笑って見せた。
「褒めてくれてありがとう、でもね」
――そして、一瞬の後。
目にも留まらぬ早業で抜かれた刀の切っ先が、己の喉元に突きつけられる。
「だからって舐めてもらっちゃ、困るよ?」
突きつけられた刀の長さは、優に三尺を越える。
突然の事態に思わず息を詰めた己を一瞥すると、少年はすぐにその大太刀を苦も無く背に負った鞘に納め、悪戯に笑った。
「僕の名前は、蛍丸。これでも三尺三寸ちょっとの大太刀なんだ。これからよろしくね、主様?」
リクエストはありよしさんより。ありがとうございました!
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その刀剣男子は、一見すると短刀のような容姿をしていた。
陽光に輝く銀糸の髪に、橄欖石のような美しい眼の色。多分に幼さを残したその面差しは、愛らしささえ感じられる。
端的に言えば非常に可愛らしい。素直な感想としてそれを伝えると、彼はその大きな目を、猫のように細めて嬉しそうに笑って見せた。
「褒めてくれてありがとう、でもね」
――そして、一瞬の後。
目にも留まらぬ早業で抜かれた刀の切っ先が、己の喉元に突きつけられる。
「だからって舐めてもらっちゃ、困るよ?」
突きつけられた刀の長さは、優に三尺を越える。
突然の事態に思わず息を詰めた己を一瞥すると、少年はすぐにその大太刀を苦も無く背に負った鞘に納め、悪戯に笑った。
「僕の名前は、蛍丸。これでも三尺三寸ちょっとの大太刀なんだ。これからよろしくね、主様?」
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